ここのところ、なかなか物事が上手くいかない私。
そんななか、おぼろげながら見えてきた突破口、それが「継続」です。
今回は三浦孝偉さんの著書「続けられる人になるための37のやめる」から「継続」について考える話です。
なぜ継続が必要なのか
この本のテーマは「"継続”だけは裏切らない、"継続”はクオリティを超える」です。
僕がなぜ「継続」に目を向けたかというと、きっかけはこのブログです。
もう何年も前に書いて放置していたこのブログ。
最近になって、副業を始めたいと思ったときにふと思い出してブログを開いたら・・・。
なんと、収益が発生していました。数百円。
自分の記録のために残していますし公開もしていますが酷い記事です。ちょっと恥ずかしいくらい。
そんな素人記事達が数百円。最初の一円を稼ぐのが難しいとされる世の中で、ブログはオワコンとされ収益ゼロなんて話がある時代にです。
同時に、「これ、続けてたらどうなっただろう」とも思いました。
ブログを書き始めて、続いたといえるのは10記事に満たない程度。期間にして半年くらい。
そういう意味では、その程度の継続だったからそれに見合った収益だったのかもしれません。
僕は基本的には"持たざる者”です。何か人よりも圧倒的に秀でていることはない。
きっと多くの人がそうなんだろうと思っています。
そういう普通の人が勝てる道筋は"継続”です。
・マラソンオリンピック金メダリストの高橋尚子さんは、今は亡き名コーチ小出義雄監督からこう言われたそうです。
「お前は才能がないんだから、トレーニングを世界一しなきゃいけない」
・作家リチャード・バックの言葉
「プロの作家とは、書くことをやめなかったアマチュアのことである」
僕らが憧れている成功者の誰もが継続があって今の地位に辿り着いている。そのことから目を背け、彼らの愚直な継続を無視し、ただただ才能という言葉に逃げていては人生は好転しません。
継続の敵は一瞬のやる気
継続が大事なのは分かった。でもそれで継続が出来れば苦労はしない。
継続するうえで意外な敵として登場するのが「モチベーション」です。
三浦さんはこのモチベーションという言葉が大嫌いなよう。
「そもそもモチベーション、やる気がずっと続けば誰だって継続できるはず。しかし、残念ながらそんなことは絶対にない」
おっしゃる通りです。
かくいう僕も瞬間瞬間のやる気でこれまで乗り切ってきたくちであります。お察しの通り"瞬間”です。
仕事の局面、資格試験、すべてその場のノリとモチベーションで乗り越えてきた分、「俺って結構なんでもそつなくできるかも」と思っていました。大いなる勘違いですね。
今、継続継続というテーマに向き合って立ってみると、今まで達成してきたことが今に役立っているかというと、全くとは言いませんがほぼありません。
モチベーションは自分の能力を最大化させますがそれは刹那的なもので、それでは自分の総合力は上がりません。
継続しなければ変わらないこともたくさんあります。
モチベーションなんてそんなものです。
継続のために真に必要なもの、それは三浦さんの表現でいう「やる気の根を絶やさないこと」
やる気を出す、テンションを上げるといったことではありません。
淡々と、マイペースに自分で決めた目標をしっかりとこなす、目標が達成出来なかったら目標を下げてまた取り組む。「0にしない」とにかく「0にはしない」
少し肩の力を抜いて気楽に向き合うくらいの方が継続成功率は格段に上がります。
まずは行動、無駄だったなんてことはない
継続のために瞬間的なモチベーションややる気に頼るのをやめることが必要と書きましたがこの本のなかでは他にもやめるべきことが挙げられています。「建前をやめる」「他人との比較をやめる」「欲望から逃げるのをやめる」タイトル通り37あるわけですが、今回は僕に特に刺さった、
「自分の選択に自がもてないをやめる」「時間の無駄だったをやめる」の2つに触れたいと思います。
「自分の選択に自身がもてない」言われてみると僕もそうかもしれません。
自信がなければどこかで必ずブレるし迷う。そうすると、淡々と継続するというのは難しくなります。そもそも「自分の選択に自信がもてない」のは"自分”で選択してきたことが少ないからです。
三浦さんは自分の判断だけで決めたのは結婚と個人でビジネをやることくらいと書かれてますが、どちらもない僕は本当にないかもしれません。
まず、自分で選択すること。
選択する際に大切なのは、自分がこれから取り組むノウハウで成功している人がいることです。
成功した人がいる以上、結果が出ないことはありません。
ただし、繰り返しですが、成功者の裏には"継続”があることを忘れてはいけません。
その継続に思いを馳せ、粛々と小さくても毎日目標を達成する。自分の選択に自信を持って雑音に惑わされない。
リサーチの上自分で決める→雑音に惑わされず継続
この最初の一歩が見落としがちですが継続の肝な気がします。
こうして行動を始め、様々なことやめていき継続する。
それでも、どうしてもやむを得ず断念せざるを得ない場面が訪れます。
それでも、一度継続にチャレンジしたことは絶対に無駄にはなりません。
たとえ数ヶ月でも継続できた経験、知見は必ず財産として自分の中に残ります。
継続が様々な形で生かされる場面は必ず存在します。
再チャレンジする際はアドバンテージを持ってスタートできます。
「時間の無駄だった」と嘆かず再チャレンジするときはさらなるドライブを。
そうしたい挑戦の繰り返しも長い人生のなかでは立派な継続です。だからひとまず行動。
これから、僕も皆さんも「継続」にチャレンジしていく、しなければならないと思います。そして、多くの人が挫折していく。だから継続した人間は輝ける。
「続けられる人になるための37のやめる」ではやめることで継続の成功率を高めるための多くの方法が具体的に書かれています。
きっと継続の役に立つと思います。
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