今回は足立美術館について書きます。美しい作品を見ることができ、大変有意義でした。
館内は3つのゾーンに分かれていますので各々振り返って行きます。
日本一と称される庭園
館内に入り見学通路に沿って進むと最初に見られるのが美しい庭園です。館内から眺めるのみで立ち入ることは出来ません。
綺麗に整った庭は思ったより広く圧巻。遠くの山々を背景として同化した美しさも見事で思わず時を忘れて見入ってしまいます。
奥のほうに那智の滝をイメージした人工の滝も見えます。
横山大観展と日本画の数々
庭園を味わいながら経路を進み新館に入ります。ここからは日本画のゾーン。まずは横山大観。広々としたフロアに横山大観の名画がずらり、30~40作品ほどあったように思います。一つ一つじっくり鑑賞。さすが、多彩な作品どれも素晴らしかったのですが特に気になったのは「龍興而到雲」。うまく言えませんが龍の伝説っぽさがにじみ出ている感じが好きです。(作品は撮影禁止のため紹介出来ずすみません)
今回訪れた期間の展示は「日本がベストアーティスト10」。絵画にそれほど詳しくない僕でも聞いたことがあるほど有名な画家の作品が並びます。上村松園「松月」、竹内栖鳳「獅子」、橋本関雪「霊鷹」、伊東深水「湯気」。数々の名画にうっとりと思いえを馳せます。
魯山人の歴史と作品
最後の展示は「魯山人館」。稀代の料理人、陶芸家として知られる北大路魯山人の作品展です。作品の前にまずは経歴がすごい。年表で見る人生はまさに芸術を極めた男そのもの。そして作品の中で特に印象深かったのは備前の皿。この土の味と素朴さは何物にも代えがたい。それから、織部の皿。複雑な緑の濃淡と不均一な形には趣があります。この皿にはこんな料理が盛り付けられていたのだろうとか家でこの皿に刺身を盛り付けたらと想像しテンションが上がります。
まとめ
足立美術館の魅力は庭園、絵画、陶磁器それぞれで日本の美を堪能することが出来るところにありと思います。庭園は壮大で圧巻、日本一称されるのも納得です。時間が過ぎるのを忘れて目の前の芸術を味わう、そんな贅沢を味わうことができ、ちょっぴり人生が深まったような気がします。私の場合は滞在時間3時間ほどでしたが人によっては短く感じるかもしれません。訪れるさいは時間に余裕をもつことをお勧めします。
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